可愛いイチゴの赤い部分は果実じゃない?栄養・食べ方は?
果物(野菜)の中で人気のある可愛いイチゴは、赤い部分が果実でつぶつぶが種だと誰もが思ってますが実は違います。結局、何なの?栄養と食べ方は?ってところをまとめてみました。
イチゴの赤い部分ってそもそも何?
私たちが勘違いしている赤い部分の正体は、
花托(かたく)又は、花床(かしょう)
花托は果実じゃないので、偽果(ぎか)。ちなみに、普通の果物は、真果(しんか)と言います。
なら、イチゴの果実・種ははどこにあるのかな ?
不思議・・・
イチゴの果実と種はどこ?
つぶつぶ
つぶつぶの正体は、
痩果(そうか)=果実。
つぶつぶの中心には、
胚珠(はいしゅ)=種。
・・・まさか、つぶつぶが痩果(果実)だなんてビックリですよね。細かく分類すると外側が①子房でその中に②胚珠(種)。果実の中に種があるってことなの。
痩果の成長の流れ
イチゴの花に蜂・ちょうちょ・アリさん達がやってきて、②おしべの花粉を①めしべにくっつけてくれるとめしべが成長し痩果になります。
- まとめ -
花に昆虫が集まる→受粉する→めしべが成長する→痩果ができる
◆理科の勉強:おしべの先端(やく)の花粉がめしべの先端(柱頭)につくことを受粉といいます。
イチゴはどうやって成長していくの?
花が咲いて受粉を終わるとめしべからホルモンが分泌されます。花托(茎の部分)が膨らんでくると右の画像のように白っぽい色の花托ができます。白っぽい花托は、先の方から赤色に変化しながら成長する仕組み。
花托は、痩果(つぶつぶ)を育てるためのクッションのような役割をしていて、痩果が沢山あるほど大きく膨らみます。「痩果も花托もなくてはならない大切な存在なのです。」うん、うん。
- まとめ -
花が咲く→受粉する→痩果ができる→花托(白)→花托(赤)→収穫
花が咲いてから、花托は約40~50日で大きく膨らみます。今の時季(3~5月)は収穫の真っ只中‼
多くの果物の場合は、子房が膨らんだ果実を食べます。イチゴの場合は、茎が膨らんだ花托を食べるんですよ。
イチゴの成分とパワー
成分
ビタミンCはコラーゲンを作ってくれる働きをするので美容には欠かせない成分。
その成分が、イチゴには他の果物よりいっぱい入ってるの☆
パワー
- お腹の調子を整える。
- コラーゲンを作ってくれる。
- 免疫力アップ。
- 歯の健康維持に役立つ。
- お肌にハリ・ツヤ・うるおいを与える。
- もうひと踏ん張りをサポートしてくれる
イチゴの食べ方と保存方法
食べ方
- 食べる前にヘタを取らずに水洗いをする。
-
イチゴの先が甘いのでヘタの方から食べると口の中で甘さが残る。
- 日持ちしないので、新鮮なうちに食べる。
イチゴは、熱や水に弱いので注意しましょう。
保存方法
イチゴの保存期間
冷蔵:2~3日
冷凍:10~15日
鮮度状態にもよりますので、あくまでも目安にしてください。
短期保存なら、水洗いしないで『冷蔵保存』がベスト。
長期保存なら、水洗いをして水気を切り、砂糖をまぶして『冷凍保存』します。(砂糖をまぶすのは栄養分を閉じ込めるため)
イチゴの栄養を活かしたレシピ
イチゴの栄養をたっぷり吸収できるでレシピを作って見ました。参考までに~
イチゴみるく
食べる前に冷凍保存したイチゴを半解凍、 または、冷蔵保存したイチゴをお皿にもって、練乳やヨーグルトなどお好みでかけて出来上がり。
イチゴオレオクレープ
作る前に冷凍保存したイチゴを半解凍、または、冷蔵保存のものをカットします。クレープ生地を作り冷ます。イチゴ、豆乳ホイップクリーム・オレオなど生地の上にのせ、包んで出来上がり。
乳製品と一緒にイチゴ食べると栄養の吸収率がアップするそうです。甘いデザートを食べながら、美容成分も豊富に摂れるわけですから、女性には嬉しい限りですね♡
簡単なので自分なりにトッピングなどアレンジして作って見てくださーい(^.^)
RIN ONのつぶやき
果実だと思ってたところが花托。種だと思ってたところは果実で、その中に種。なんと不思議な果物(野菜)でしょう。
そんなイチゴは、家庭菜園でも育てることができちゃうんです。機会を見てイチゴの育て方も紹介しますね。毎年、きっと楽しみになりますよ~。
それでは